速記は本当に意味ないのかを検証してみた!実はAIに文字起こししてもらったほうが早い?

Pocket

Yahoo!知恵袋に以下のような質問がありました。

 

国会の速記っていらなくないですか?

知恵袋

 

そもそも速記とは、速記専用の線や点でできた符号を使用して、人が話している言葉をすぐさま書く技術のことです。

 

日本では1000年以上も昔である平安時代に速記が誕生したと言われています。

 

そのような伝統文化である速記は意味がないのかを調査しました。

 

調査結果を回答します。

 

速記は意味ないです。

 

以下、速記が無意味である理由を解説します。

 

目次

速記が意味ない理由①AIに録音させてその場で文字起こしをさせたほうが正確で早いから

 

AIと人間での速記スピードの違いは車で例えるなら自動運転と自転車くらい違います

 

自動運転のほうが人力の自転車よりも事故率が低く、道に迷うことなく正確に目的地へ到達してくれます。

 

仮に10分のスピーチを文字起こしする場合、速記者とAI速記とどれくらい違うかを比較してみましょう。

 

速記者のスピードは約150~225文字/分程度と言われていますが、誤字脱字や聞き逃しなど、正確性に乏しい場合が多いようです。

 

一方でAIで音声入力して文字起こしをする場合、スピードは約100~120文字/分程度ですが、正確性は高いと言われています。

 

上記を見る限りだと「速記者のほうがAIより優れているから意味あるよね?」と思うかもしれませんが、上記は2022年のときの話でAIが今後も進化しないと考えた前提です。

 

AIは2022年以降も進化し続けると誰もが思うでしょう。

 

つまり、文字起こしの速さと正確さにおいては速記者はAIに勝てないことが目に見えています。

 

このことから人力で速記するよりもAIに任せたほうが早いので、速記は意味がないと言えてしまいます。

 

速記が意味ない理由②速記を学習するくらいなら他のことに時間をかけたほうが良いから

 

まずは日本速記協会に記載されている速記技能検定の受講料と合格率をご覧ください。

 

速記技能検定の受講料と合格率

6級
受講料:2000円
合格率:85%

5級
受講料:2500円
合格率:62%

4級
受講料:3000円
合格率:49%

3級
受講料:4000円
合格率:39%

2級
受講料:5000円
合格率:52%

1級
受講料:6000円
合格率:25%

 

上記を見るともっとも難易度が高い1級でも合格率が25%と比較的高いことが分かります。

 

合格率が高いということは、それだけ誰にでも取れる資格なので希少性が低いということです。

 

AIに代替される可能性が非常に高い速記の資格を取得するくらいなら、代替されにくい以下の資格にチャレンジしたほうが学習時間や金額面で得するのではないでしょうか。

 

速記よりは将来性が高いであろう資格の合格率

・中小企業診断士 20%前後

・宅地建物取引士資格試験 15~18%前後

・税理士 15%前後

・ファイナンシャルプランナー1級 10%前後

 

とくに宅建なんかは中卒でも資格取得できているので、速記1級を目指すくらいなら宅建を取得したほうが良さそうに見えます。

 

無意味なことに貴重な時間とお金を投下しないように気をつけましょう。

 

速記が意味ない理由③速記よりもコミュニケーション力を磨いたほうがモテるから

 

調べた所、速記の資格を取る方の大半は将来的に速記者を目指しているようです。

 

速記者は、速記記号を使って会見やインタビューの内容といった人の話しを書き取ってまとめます。

 

つまり、一方的に聞いたことをまとめるので対話をすることが少ないです。

 

人との対話が少なければ、それだけコミュ障になってしまい、せっかく合コンやマッチングアプリを使って知り合っても話が弾まない可能性があります。

 

もし将来モテたい願望があって、とくに速記にこだわりがなければコミュニケーション力が身につく営業の仕事に就いたほうが良いのかもしれません。

 

営業ができる人材であればどんな業界でも引く手数多なので、仕事で困ることは速記者に比べて格段に低いでしょう。

 

速記が意味ない理由④責任感ある仕事の割には年収が低いのでコスパ最悪だから

 

速記者として仕事に行く場所は、政治経済や教育関連・医学分野など多岐にわたるようです。

 

行き先のジャンルが広いため、幅広い分野の知識が必要なので大変です。

 

しかも、会話の流れが早い場合であれば、聞き逃してしまうリスクが上がり、もし一瞬でも聞き逃してしまったときには一言一句正確に書き取るのは困難になるでしょう。

 

そのため、速記者には話の内容やスピードにかかわらず正確に聞き取って記録するスキルが求められます。

 

そんな責任感がある速記者ですが年収がかなり低いようです。

 

参考までにIndeed(インディード)で検索可能な範囲で調べてみると、速記者の全国平均年収は282万円のようです。

 

全国平均なので資格の有無や、東京や地方でも年収は変わってくると思います。

 

しかしながら、政治経済や医療関係といったかなり神経質になるような場所へ行き仕事をする割には年収が低いように見えます。

 

このことから速記はコスパが悪く、意味がないと言わざるを得ません

 

目次