500円玉貯金は意味ない?わざわざ貯金箱を買ってコツコツ貯金するのは時間の無駄?

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500円玉貯金って意味ありますか?高校生です。母が最近やっているので気になっています。もし私が500円を貯金箱に入れたところでいつも飲んでるスタバをやめるわけでもないし欲しい服も買うし…。500円を貯金箱に入れ たぶんお財布のお金が足りなくなったらどうせ下ろす=使う額は変わらない、だから普通の貯金でもいいのでは?と思うのですが…。

知恵袋

 

Yahoo知恵袋に上記の質問がありました。

 

「500円玉貯金」とは、貯金箱に500円玉のみを貯めるという貯金法です。

 

昔から根強い人気のある500円玉貯金ですが、その一方でSNS上では「意味ないのでは?」「500円玉貯金なんてする必要ない」という意見も数多く見られます。

 

実際のところ、500円玉貯金は意味がないのでしょうか?

 

調査してみました。

 

 

結論です。

 

500円玉貯金は意味がありません。

 

ということで以下、500円玉貯金が意味がない理由について細かく解説していきます。

 

目次

500円玉貯金が「無意味」「無駄」と言われる理由

① 利子がつかず、リターンがないこと

 

500円玉貯金は現金を貯める方法です。

 

それゆえ、当たり前ですが、銀行預金のように利子が付かず、また投資信託や株式投資のように配当があるわけでもありません。

 

利子や配当といったリターンは長い年月をかけて少しずつ資産を積み上げるために有効ですが、500円玉貯金はその恩恵を放棄しているわけで、無意味と言わざるを得ません。

 

② 現金を家に置くことによる盗難リスクがあること

 

こちらも現金ならではの話ですが、家の中に現金が置かれている状況って、結構不安ですよね。

 

しかも500円玉用の貯金箱って、盗んでくれと言わんばかりに目立っていることが多く、盗難リスクが高いです。

 

わざわざ盗まれるリスクを取ってまで、500円玉貯金をしてしまうのは、残念ながら頭が悪いと言わざるを得ないのかもしれません。

 

③ 途中で開けたい衝動に駆られること

 

500円玉貯金を始めて、少しずつ500円玉が貯まってくると、つい開けたくなってくるはずです。

 

貯金箱は必ず開けられる仕組みになっているので、どんなに硬い貯金箱でもハンマーやペンチでこじ開けられます。

 

しかも大半の市販の500円玉貯金箱は1,000円以下で入手できるので、「まあまた買えばいいか…」という気持ちで破壊してしまう人も多いです。

 

そもそも論として、Yahoo知恵袋やTwitterを見る限りは、500円玉貯金をやろうとする人は「なかなかお金が貯められないからやろう」という動機の人が多いようです。

 

であれば、すぐに破壊できる貯金箱にお金を入れたところで、さほど意味がないと言わざるを得ません。

 

毎日貯金箱を開けたくなる衝動に駆られて悶々とするくらいなら、初めからやめておいた方が無難かもしれません。

 

④ 両替するときに手数料がかかること

 

仮に500円玉貯金を成功させたとしましょう。

 

500円玉の枚数が多くなり、5万円や10万円などの金額が貯まっても、まさかそのまま使うわけにはいきませんよね。

 

数十枚、数百枚の500円玉をレジで出すのは恥ずかしいですし、そもそも「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第7条で「20枚以上の貨幣による支払いは断っても良い」と規定されているので、まともに買い物すら出来ない可能性があります。

 

それゆえ、おそらく多くの人は、貯まった500円玉を銀行に行って両替することになると思いますが、

 

実は大量の500円玉を銀行の窓口で両替する場合、手数料がかかるケースが多いです。

 

料金は銀行によっても異なりますが、最低でも500円以上はかかります。

 

このように、500円玉貯金を両替するのに500円かかること自体が馬鹿馬鹿しくも思えますが、

 

加えて銀行に行く手間の面倒さや、窓口に並ぶ時間の長さ、貨幣のカウントを待つ時間の長さ、加えて、銀行の受付の方から「迷惑な客が来たなぁ…」という目で見られる可能性。

 

いずれの観点から見ても、間違いなく500円玉貯金はやる意味ない、不要な行動であると言わざるを得ません。

 

⑤ キャッシュレスの流れに逆行していること

 

そんなこんなで500円玉貯金を成し遂げ、銀行預金に成功したとしても、500円玉貯金にはまだ大きなデメリットがあります。

 

というのは、一昔前であれば、500円玉貯金を成し遂げることで「節約癖のあるしっかり者」という印象がありましたが、

 

クレジットカードやスマホアプリ決済など、キャッシュレス決済が浸透している現在では、500円玉貯金をする人は「時代の流れに乗れていない人」と思われてしまう可能性があります。

 

それゆえ、「500円玉貯金で30万円貯めた!」という、一見凄そうなエピソードを話すものなら、逆にマイナス印象を持たれてしまうリスクもあるわけです。

 

もちろん全員が全員そう思うわけではありませんが、ここまでメリットが少ないのに、500円玉貯金をわざわざやろうとするのは、あまりにも意味ない行動であると言えるのかもしれませんね。

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