QC検定は意味ない?総勉強時間100時間が無駄になってしまう理由とは?

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Yahoo知恵袋に下記のような質問がありました。

 

QC検定は社会的に必要はあまりないと聞きましたが、とっても意味がないのでしょうか?

知恵袋

 

QC検定とは、別名「品質管理検定」とも呼ばれており、品質管理に関する専門的な知識やスキルがあることを測る指標となる資格です。

 

QC検定は1級から4級まで階級が分かれていますが、最も受験者数の多い3級の勉強時間は100時間程度とされており、合格するためにはそれなりの準備が必要となっています。

 

この品質管理検定ですが、巷では「QC検定って意味なくない?」「品質管理検定持ってても役に立たない。無意味!」といった意見が多く見られます。

 

実際のところ、100時間も勉強してQC検定を取得する意味はあるのでしょうか?

 

調査しました。

 

結論から言います。

 

QC検定は意味がありません。

 

詳しく見ていきましょう。

 

目次

QC検定を持っていても「意味がない」「無意味」と言われてしまう理由①:試験問題が一般的すぎて現場で役に立たない

品質管理は「製品の品質管理」「部署間の調整」「クレーム対応」など、様々な業務を行う必要があります。

 

そのため、QC検定の試験問題は一般的な知識を幅広く問うものになっており、

 

特に3級や4級では初歩的なビジネスマナーを問うような問題も多く、わざわざ資格を取っても現場で役立たないことが多いです。

 

また、単純な知識を問う穴埋め問題も多く、大部分の問題は暗記だけで乗り切れてしまうため、

 

資格を取ったとしてもその知識をすぐに忘れてしまい、無意味になってしまうこともあります。

 

これなら現場で一生懸命仕事する方が学ぶことが多く、

 

わざわざ資格のために勉強する時間がもったいない、と言っても過言ではありません。

 

QC検定を持っていても「意味がない」「無意味」と言われてしまう理由②:就職・転職に役立たない

インターネット上には、「QC検定は就職・転職に役立つから取得した方がよい」という記事が多数ありますが、

 

ほとんどの記事配信元サイトは就職・転職関係であったり、資格資料請求の広告収入を狙っている類のサイトである場合が多く、

 

公平性に欠けていることがあります。

 

実際、「日本の資格検定」が発表した「就職に役立つ資格・検定ランキングTOP30」で、QC検定は上位30位にランクインすらしていません

 

QC検定が就職・転職に役立つという意見は幻想と言えるでしょう。

 

品質管理検定の取得に時間をかけるくらいなら、現場の仕事で高い評価を得て昇進する方がまだ意味があります。

 

QC検定を持っていても「意味がない」「無意味」と言われてしまう理由③:作業ミスした時に理不尽に怒られてストレスがたまる

人間、誰にでも作業ミスはあるものです。

 

もしQC検定を保有していると、周りから品質管理に強いと思われ、ハードルが上がってしまい、

 

作業ミスをした時に同僚以上に怒られる可能性があります。

 

お前、QC検定持ってるのに何でミスしたの?」「品質管理検定持ってるのに全然品質管理できてないじゃん」などと理不尽に怒られたらたまったものではありません。

 

資格を持っていることが逆に職場でのストレスを増やしてしまう結果につながるかもしれません。

 

QC検定を持っていても「意味がない」「無意味」と言われてしまう理由④:高度なデータ分析はAIにより自動化され、仕事がなくなる

QC検定の1級や2級は統計学的な知識が問われるものがあり、これらの知識は高度なデータ分析に活用することによって意味のあるものになるのかもしれません。

 

しかし、このような高度な業務は将来的に自動化される可能性が高いです。

 

最近はAIによる不良品の発見や作業工程の改善方法の提案など、技術革新が速いスピードで進んでいます。

 

近い将来、品質管理業務そのものが自動化され、従来のように人間の目で判断するような作業がなくなってしまう可能性すらあります。

 

品質管理検定の取得に時間をかけるくらいなら、AIに取って代わられることがないような業種への転職を検討した方がよいのかもしれませんね。

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