Yahoo知恵袋に下記のような質問がありました。
日報に意味を見い出せていません。
上司に報告の為の記録であれば、成果や問題点は特に報告する事象があったときのみ記録すればいいのではないでしょうか?
毎日日報の事を考えると会社に行きたくなくなります。
「日報」とは、毎日の業務内容を記載して報告するための書類のことです。
日報は業務記録として多くの企業で使われる方法ですが、SNS上では「日報なんて作っても意味ない」「誰も見てくれないから意味がない」「日報なんて完全に時間の無駄」というような辛辣な意見が目立っています。
実際のところ、日報には意味があるのでしょうか?
調査しました。
結論を言います。
日報には意味がありません。
解説していきます。
日報が無意味である理由①:書いても誰も見ないことが多いから
日報を書く主な理由として挙げられるのが「仕事のミスや反省点を記載して、改善策につなげる」というものです。
そのためには日報を毎日上司がチェックして、提出した人に適切にフィードバックすることが不可欠となりますが、その正しい運用ができている企業は少数派だと思われます。
なぜかと言うと、この日報作成&フィードバック作業は時間外労働となることが多く、残業規制が厳しい昨今、
「日報をチェックするくらいなら早く帰った方がまし」となりがちだからです。
その結果、せっかく毎日時間をかけて日報を書いているのに、誰もその中身をチェックしないまま放置されてしまう、というケースがあります。
そんな運用を続けていたら社員にとって苦痛でしかありませんし、モチベーションも下がるだけです。
よって日報は意味がない、と言われても仕方がありません。
日報が無意味である理由②:若手社員が書かされることが多い不公平な制度だから
日報を書かされるのはなぜか若手社員であることが一般的です。
日報を書く目的は、その日の業務を振り返り翌日の仕事に活かすこと。
であれば社長を含めて全社員が日報を書くべきですが、そんな日報運用をしている企業なんてほとんど存在しません。
ただでさえ覚えることが多い若手社員に日報作成という苦痛を与える日報は全く意味がないと言われてしまうのも無理はないでしょう。
日報が無意味である理由③:ペーパーレスの時代に逆行するやり方だから
日報をわざわざ紙に書いて毎日提出させる企業がありますが、このペーパーレスの時代に合ったやり方とは思えません。
また、Excel形式で日報を作ったとしても、上司がその日報をわざわざ紙に印刷してレビューするという悪夢のような方法を採っている企業も存在します。
そんな企業がこのペーパーレス時代を生き抜けるとはとても思えないので、そのような企業で働いている人は転職を検討することをおすすめします。
日報が無意味である理由④:書くことがなくても書かされるパワハラ説があるから
日報を書き続けていると多くの人がぶつかるのが、「今日は日報に書くことがないけど、どうしよう…」という難問です。
仕事が忙しい日もあればヒマな日もあるはずで、特に仕事の反省点がない日だってあるはずです。
にもかかわらず、日報は毎日書くことを強制されている場合があり、何を書くか悩んでしまった人もいるでしょう。
「今日は書くことがないので日報提出しなくてもいいですか?」と上司に聞いても、
「日報は必ず書くルールになっているんだから、とりあえず何か書け!」と上司から理不尽に怒られてしまうケースもあります。
そのような行為はパワハラと言われてしまう可能性もあり、企業にとってもリスクです。
この理由ひとつ取っても、日報が意味ないと言われてしまうのも無理はありません。