Yahoo知恵袋に下記のような質問がありました。
ネット証券の「100円投資」という金融商品は意味あるのですか?
「100円投資」とは、投資信託を定期的に100円ずつ積み立てていく投資法です。
100円投資はSBI証券、楽天証券といったネット証券で投資信託を購入することで始めることができます。
しかし、インターネット上では「100円投資って本当に意味あるの?」「完全に無意味」「100円投資やっても意味ない」といった意見が多数見受けられます。
実際のところ、100円投資に意味はあるのでしょうか?
徹底調査しました。
結論から言います。
100円投資に意味はありません。
解説していきます。
100円投資は完全に無意味!やるだけ無駄な理由
1年間投資してもジュース1本しか買えない
例えば毎月100円ずつ投資すると、年間投資額は1,200円になります。
たとえ年利が24%とかなり高くなったとしても、1月からスタートして12月までの利益は156円です。
ペットボトル飲料を1本買ったら1年分の利益がなくなります。
しかも、投資信託は購入時・保有時・売却時にそれぞれ手数料が取られます。
保有時の手数料は”信託報酬”といって、信託会社に対して一定の手数料を支払う必要があるのです。
そのため投資額があまりにも少額の場合は手数料によって利益が失われてしまうこともあり、100円投資が「意味ない」と言われる大きな理由となっています。
100円投資をするくらいなら、家で500円玉貯金をした方がまだマシです。
500円玉なら手数料を取られる心配もありませんし、
お金が目に見えるところに置いてあるので、節約気分を高める効果があるとされているからです。
元本割れのリスクがある
100円投資は投資信託を対象にしており、当然ながら景気の悪化や株価の暴落等によって元本割れする可能性があります。
せっかくなけなしの100円を投資したのに、収支がマイナスになってしまったら無意味です。
一般的に、普通の株式投資を既にしている人が、後になって100円投資を開始することはほとんどありません。
利益がほとんど出ず、手数料だけ取られるという事実を知っているからです。
つまり、100円投資をする人は投資初心者であることが多く、株価の暴落などに機動的に対応できずマイナスを積み上げてしまう可能性が高いです。
結果として証券会社や信託会社に手数料をチューチュー取られているだけ、ということになりかねません。
こんな結果になるのであれば、100円投資をするよりも500円玉貯金をした方がまだマシです。
500円玉貯金の場合、家に現金を置いておくので、元本割れの危険はゼロですからね。
浪費癖がいつまでたっても直らない
100円投資を始めてしまう人というのは、基本的に「貯金がない人」であることが多いです。
貯金が潤沢にあればもっと多額のお金を投資に向けるでしょうし、100円投資は貧乏人向けの投資法と言えるかもしれません。
そして、貯金がない人の特徴としてよく挙げられるのが「浪費癖がある」こと。
こういう人は目的もないのに毎日コンビニについつい立ち寄ってしまい、目に付いたペットボトル飲料やスナック菓子を買ってしまいます。
お菓子やジュースなどは少額ですが、毎日購入していくと大きな金額になります。
このような人は、まず家計簿を付けたり日々の出費を管理したりして、自己管理をしっかりと行い、浪費癖を直すのが先決です。
100円投資にお金を使っている場合ではありません。
浪費癖が直ってくれば自然と貯金が増えてくるので、100円投資に頼らずとも普通の株式投資やNISAなどに投資できるようになるでしょう。
100円投資するくらいなら500円玉貯金の方がまだマシ
以上より、100円投資は手数料を取られたり収支がマイナスになるリスクを抱えていたり、
投資法としては意味がないことがわかりました。
100円投資をするくらいであれば、500円玉貯金の方がまだマシと言えるでしょう。
500円玉貯金なら手数料を取られる心配もないし、元本割れするリスクもありません。
500円玉貯金のメリットを別記事にて紹介していますので、参考にしてみてください。